資料C

第268回定例県議会一般質問傍聴報告

 

南八甲田の登山道のあるべき形、意見を聴く!

 

と き  2011.12.1(木) 13:00〜14:30

質問者  古村一雄議員(無所属)

質問事項 安全・安心な観光基盤の整備による観光振興について

回答者  馬場観光国際戦略局長

 

質疑要旨

古村 @トレッキング、ウォーキングブームに対応した安全な登山道が必要不可欠、現状はどうか?

A登山道、奥入瀬渓流歩道の整備に向けて、整備計画を策定すべきと考えるが県の見解は?

 

馬場 @県の整備状況は、十和田八幡平国立公園内の北八甲田の八甲田登山線、毛無岱線、谷地・高田大岳線及び田茂萢園地の18km、南八甲田の木道・矢櫃橋の1.8kmについて補助事業を活用し行ってきた。平成17年度の三位一体改革により、県への補助金は無くなり、国が執行するのが原則となった。

A登山道の整備については、国が平成22年5月の「十和田八幡平国立公園十和田八甲田地域整備計画」に基づき、植生復元の観点から修復を行っている。奥入瀬渓流歩道14kmの整備については、県が交付金を活用して平成21〜25年度改修を行っている。今後も登山道、奥入瀬渓流歩道の適切な管理に努めていく。

 

古村 県が前に出した計画では登山道等のハード面が無い、登山道の整備をはかるべきだ。東北5県に比べて全く立ち遅れている。今から計画を立てやっていくべきではないか。南八甲田はバス道にしようとする程の広い道路があるが、木道や橋等県が管理するものはポツポツで、他はヤブになっている、違法伐採騒ぎが起きているので、環境省と言わず、青森県の自然は県がきちんと立会して計画を作るべきではないか。

 

馬場 南八甲田登山道については、国が直轄で実施することになっている。国へ働きかけていきたい。

本年、自然保護団体、山岳団体等の利用団体等で「八甲田山等の登山道に関する意見交換会」を設置したので、どういう形にあるべきか、それぞれ意見を聴いていきたい。

 

 

感 想

 「八甲田山等の登山道に関する意見交換会」は、第1回の確認に基づき、テーマを決めて行うことになったが、第2回は、主催者・県の判断でテーマ「八甲田山登山道維持管理のボランティア作業について」と決められ、

12月20日開催される。

古村議員の質疑は、その場で次ぎの第3回のテーマについて「南八甲田登山道」にしてほしい旨、強く要請出来る根拠が出来た。

古村議員の奮闘に感謝の念が湧きあがったひとときでした。             (報告・成田茂則)