資料A−1


三団体連名で 6月17日 県知事へ県内登山道整備の要請

事前の折衝経過を無視し、零回答

 

 昨年11月7日開催のシンポジウム「青森県の登山道を考える」に参加された113名の登山道整備を願う熱い思いを県知事に伝えるべく、下山青森県山岳連盟会長(兼日本山岳会青森支部長)とも相談しながら、今年1月より県との折衝を開始した。

 県知事に直接要請文を手渡すべく申し入れたが、知事の意向として「直接会っても要望に応えられない、担当課と話しあってもらうように」とのこと、自然保護課長・観光企画課長等と話し合いを重ね、3月下旬知事宛要請文を自然保護課長・観光企画課長に手渡す段取りにこぎつけたが、3月11日の東日本大震災により延期せざるを得ませんでした。

 5月に入り、県へ6月上旬に要請したい旨申し入れる。

 5月下旬になっても返事が来ないので、6月17日まで要請日を設定して欲しい旨強く申し入れ、6月17日となった、しかしマスコミを入れれば、その場での回答はしないとのこと、服部青森県山岳連盟会長(4月就任)とも相談し、先の話し合いでは公開の場で手渡し、その場で回答することになっている、公開の場で回答してほしい旨、強く申し入れる。

 ようやく、わかったとなった。

 6月17日、公開の場で要請書を渡して、口頭で回答をもらう、我々は予算が無いなら人手を出して刈り払いもやりますよと申し入れているにもかかわらず、零回答。

 三団体を代表して、いや県内登山愛好者5万人(推定)を代表して、訪問6回、電話やメールのやりとり18回、この中には「登山道のヤブ化・荒廃の写真」の持参説明、サジスチョンを受け要請文の再三の修正等々、これまでの折衝経過はなんであったのか。

 民間の感覚ではとても考えられない県の対応、成田個人がこけにされるなら、まだ我慢するが登山者に対する冷たい仕打ち、とても許されるものではない。怒りと不信感がふつふつと湧きあがった。

 そこで翌(土日を除く)20日、「我々は県内登山愛好者5万人を代表して要請している、観光企画課は課長も出ない、これまでの経過からこの回答では納得出来ない、後で言った言わないでは困るので、文書回答をお願いしたい」とこれまた強く申し入れる、渋ったが結果として零回答の文書回答をもらう。

 こうした県の態度を変えるには、我々の代表である県議会議員に登山道のヤブ化・荒廃の実態を知っていただき、県議会で問題にしてもらうことにしようと、三団体代表で話しあっている。                          (会長 成田茂則記)